2015年11月24日火曜日

"El Capitan"におけるKindle Previewerの不具合

Mac OSを〝El Capitan〟にアップデートしたら
Kindle書籍dataを作るための肝心要のソフト
Kindle Previewerが起動しなくなってしまったのだ。
最新版のver.2.94でもダメである。

Kindleダイレクト・パブリッシングに問い合わせたところ、

以下のような回答をいただいた。

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現在、MacのOS アップデートに伴い、Kindle Previewer における問題が発生していることが分かりました。
Kindle Previewer を起動させることができない場合には、以下の手順にて、Java SE 6 ランタイム、及びX11をインストールしていただきますと、Kindle Previewer をご利用いただける可能性がございます。

お忙しい中お手数ですが、お試しくださいますようお願いいたします。


1. 以下のリンクより、Java SE 6 ランタイム(Java for OS X 2015-001)をダウンロードします。

http://support.apple.com/kb/DL1572

2. 以下のリンクより、X11をインストールします。

http://xquartz.macosforge.org
X11 に関しましては、以下アップル社のページをご参照ください。
http://support.apple.com/ja-jp/HT5293

Mac再起動の後、Kindle Previewerが正常に作動するかご確認ください。

既にX11をインストール済みのお客様で、問題が解消されない場合は、一度X11をアンインストールし、再度X11のインストールをお試し下さい。

この段階で、Kindle Previewerが正常に作動していない場合のみ、次のステップにお進みください。


3. Kindle Previewer のフォルダにある、“Launcher”ファイルをテキストエディタなどで開きます。

例: /Applications/Kindle Previewer.app/Contents/MacOS/Launcher
お客様のMacの環境によってKindle プレビュー ツールが入っている場所は異なります。上記のパスはアプリケーションに入っている場合です。

4. Launcherファイルの2行目に、以下のパスを入力し、保存します。

export JAVA_HOME=/System/Library/Java/JavaVirtualMachines/1.6.0.jdk/Contents/Home

5. ファイルの一番下の部分において、"java" が2か所にあります。

この2か所の "java" の両方を "${JAVA_HOME}/bin/java"  に置き換えてください。

6.ファイルを保存し、クローズします。


7. ここまで進みましたら、Kindle Previewerを起動させ、問題なく動作するかをご確認ください。



起動ができない場合には、X11の再インストールをした後、Macを再起動した上で、Kindle Previewerの起動をお試しください。
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ちょっと不親切なので補足しておくと、3で

「Kindle Previewerのフォルダにある、“Laundher”ファイルを」


とあるが、Kindle Previewerは一見アプリケーションで、
いわゆる普通の「フォルダ」仕様にはなっておらず、
ダブルクリックするとソフトが立ち上がってしまう。
  
そこで右クリック(control+クリック)してサブメユーから
「パッケージの内容を表示」を選んで中身を表示させた上で、
contentsフォルダ→MacOSフォルダ→Launcherと辿る必要がある。


あくまで直る「可能性がある」ということでのアドバイスで、
実際、ワタシの場合はこれを試しても直らなかった……あぁ。
  
早くEl Capitan対応版が出て欲しいのである。
新刊の発売だけでなく、既刊の改訂版も出せないからなぁ。